3つの切り口からつかむ 図解中国経済
三尾幸吉郎 著
[内容説明]
梶谷懐氏(神戸大学大学院教授)推薦!
「不確実に満ちた中国経済に関する心強い水先案内人として初学者から専門家まで幅広い層に役立つ一冊」(推薦文全文はこちら)
中国は広大な国土、14億の人口を抱え世界第2位のGDPを持ち、全世界に多大な影響を及ぼしているが、独特の経済運営がなされ、情報統制もあり、経済の実態はあまりにも知られていない。
日本とも、さまざまな外交的な軋轢はあるものの、中国への工場進出だけでなく、消費財の輸出、インバウンド需要などで関係は強まり、その概略の把握はビジネスパーソンの教養となってきている。 本書は、中国経済の分析を専門とするエコノミストが長年のノウハウを活かし、中国当局発表の統計だけでなく、国連やIMFなどが発表したものも駆使。その実情を200を超える図表でビジュアルに描き出す。
複雑に入り組んだ問題を抱える超大国・中国を平易に記述、説明するのは至難の業だが、本書は、分野別に基本的な統計を示した「中国経済アウトルック」、ニュース等でよく聞く用語を切り口にまとめた「中国の先行きを読み解くキーワード」、長期に注目されるテーマを取り上げた「中国経済深層分析」の3編に分けたことで、多角的な理解ができ、気になる章から読むことも容易な編集としている。
また、中国語の固有名詞・用語などは英語文献ではピンインというアルファベット表記を元にした中国語の表記を用いるため、中国事情に詳しくない日本語話者には理解が難しいことがあったが、その手引きとなる日本語─中国語・英語対照表を用意した。さらに、図表一覧を整備し、統計データの参照を容易にし、入門者からエキスパートまで役立つよう工夫されている。
三尾幸吉郎(みお・こうきちろう) 株式会社ニッセイ基礎研究所経済研究部上席研究員。1982年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。 1982年日本生命保険相互会社入社、証券部、資金債券部、ファンド運用室で国内債券運用を担当。1994年同社国際業務部付けで渡米、リーマンブラザーズ社(ニューヨーク)、パナゴラアセットマネジメント社(ボストン)で米国債券市場調査を担当。1997年同社資金証券部でグローバル証券運用、運用開発を担当。2000年ニッセイアセットマネジメント株式会社入社、運用企画室でグローバル資産配分を担当した後、運用フロントで投資信託運用部長、統括部長(債券)を担当。 2009年株式会社ニッセイ基礎研究所に入社、中国経済調査を担当し現在に至る。 |
著 | 三尾 幸吉郎 著 |
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出版年月日 | 2019/08/26 |
ISBN | 9784561923046 |
判型・ページ数 | A5・288ページ |
定価 | 本体2315円+税 |