Pocket

『ビッグデータから見える韓国』書籍紹介ページ

はじめに

本書はチョ・ファスン、ハン・ギュソプ、キム・ジョンヨン、チャン・スルギ『ビッグデータで見る韓国政治トレンド(逐語訳)』(ハヌルエムプラス、2016年、原出版社サイトへリンク)の翻訳である。著者紹介にもあるように、第一著者であるチョ・ファスンは、現在、韓国の名門私立大学である延世大学政治外交学科教授。米国のノースウェスタン大学で博士号を取得した、政治外交学を専攻する気鋭の研究者である。第二著者のハン・ギュソプはこちらも韓国の最名門大学であるソウル大学言論情報学科副教授。政治コミュニケーションを専門にし、やはり米国のスタンフォード大学で博士号を取得し、その後UCLA でも助教授として教鞭をとった経験のある、韓国を代表する政治学者の一人である。本書はこの両名の下に、延世大学で博士号を取得したキム・ジョンヨンとソウル大学大学院に在学中のチャン・スルギという若手研究者が著者として名を連ね、今日の韓国政治に果敢に切り込む意欲作である。

本書の特徴─「政治」を可視化、韓国の読者に限らないその魅力

さて、そのような本書にはいくつかの特徴がある。第一はこの著作が米国で学位を取得した人々を含む、第一線の研究者によって書かれたのにもかかわらず、学問的で専門的な問題を投げかけるというよりは、むしろ、一般の人々に今日の韓国の事情を、ビッグデータ、とりわけTwitterをはじめとするSNSから得られたデータを利用して、わかりやすく解説しようとするものであることである。周知のように現在の米国の社会科学研究は、時に「学者の知的パズル」とさえ揶揄される、学問的に複雑な「問い」を解くことに重きが置かれる一方で、単なる現状の紹介や描写には重きが置かれない傾向にある。

にもかかわらず、米国の学問的環境の下、薫陶を受けた研究者が中心となるこのプロジェクトがあえて、ビッグデータを通じた韓国政治の描写を試み、一般の人にもわかりやすく提示しようとしたことは興味深い。おそらくその背景にあるのは、一般には漠然としか認識されていない韓国政治に関わる事象を、データを通じて数字により正確に記述したいという欲求であり、またビッグデータという新たなツールを手にした研究者たちの、このツールから得られた研究成果を、一般社会に還元し役立てたい、という思いであろう。そこには政治学者としての現実社会への真摯な向き合い方を見ることができる。

第二の特徴は、その結果として、この著作が─結果として─韓国社会の外部に住むわれわれ「外国人」にとっても、今日の韓国政治を理解する良い手引書となっていることであろう。とりわけこのことは、今日の日本において、大きな意味を持っている。書店の品ぞろえを一見すれば明らかなように、今日の日本では、韓国に対する煽情的な言説があふれている。そこで繰り返されるのは、お決まりの「韓国の反日意識」を型通りに批判する文句であり、このような言説を中心とする著作からわれわれが、今日の韓国政治に関わる詳細で客観的な情報を得ることは不可能に近い。同様のことは、日本国内の韓国専門家の手による著作についても言うことができる。日本の専門家による著作の多くは、各々のテーマについてこそ専門的かつ細かい実証がなされているものの、その分過度に専門的で、そこから一般の人々がバランスの良い知識を得ることは難しい。

もちろん、現在の日本における韓国をめぐる言説がこのような事態に立ち至ったのにはさまざまな理由がある。本書との関係で一つ指摘すべきことは、そもそも政治に関しては客観的なデータが得にくく、ゆえに印象論的な議論がはびこりやすいことである。例えば、われわれは経済に関しては成長率や失業率、さらには相対的貧困率などの詳細で客観的なデータを、比較的に容易に数字の形で得ることができる。しかしながら、政治に関して数字で得られるデータの多くは、大統領選挙をはじめとする重要選挙における得票状況や、世論調査の結果など、狭い範囲に限られるのが通常である。勢い、限られたデータにより形成されるイメージは主観的なものとなる傾向が強く、人々の認識は実態から遠く離れたものになる。そして当然のことながらその弊害は、日常生活を通して自らの認識をそれなりに修正できる「当該社会に住む人々」よりも、修正の機会を持たない「当該社会の外に住む人」においてより大きくなる。現在の日本における韓国に関わる言説は、この陥穽に落ちつつある典型的な例であり、だからこそわが国においてこそ、韓国政治の実情を数字で示す本書は極めて大きな意味を持っている。

第三の特徴は、本書の内容にかかわる部分である。既に述べたように本書が主たる分析の対象としているビッグデータは、TwitterをはじめとするSNSから得られたものである。なかんずく注目すべきは、本書がこのようなデータを用いて、SNS空間における政治的エリートの言説状況について、「ネットセレブ」と呼ばれる人々や、既成メディア、さらにはこれらに対するフォロワーと呼ばれる一般の人々の言説やその相互の関係を、同一のベクトル上に載せて議論していることである。

背景にあるのは、SNSの普及により生まれた特殊な言論空間であろう。よく知られているように、旧来のメディアにおいては、政治家や既成メディアのジャーナリスト、さらには「知識人」と呼ばれる一部「エリート」が多くの情報発信の機会を得る一方で、そうではない一般の人々による情報発信の機会は極めて限定されている。勢い、そこでの情報交換は「エリート」側から一般の人々に対する一方向的なものになりがちであり、だからこそ「エリート」による言論空間と一般の人々によるそれは、事実上分離して存在していた、とさえ言えた。このような状況においては、異なる言論空間にある「エリート」の言説と一般の人々のそれらを同じ俎上に載せて議論することには多くの技術的困難があり、そもそも一般の人々の言説そのものを直接客観的に捉えること自体、難しかった。

しかしながら、SNSにより生まれた新たなる言論空間においては、状況は大きく異なっている。米国の新大統領に就任したトランプのTwitter上での情報発信と、それに対する一般の人々のやりとりからも明らかなように、そこにおいては、これまでは絶対に交じり合うことのなかった「超エリート」と一般の人々が、極めて容易に直接意見交換できる言論空間が出現している。そこではお互いが相互に直接影響を与えることが出来、同じ言葉が共有されている。だからこそこの言論空間においては、本書で実際に行われているように、個々の政治家と既成メディア、あるいは集団としての各政党の国会議員とそのフォロワーたちの関係を直接に観察し、また相互に位置付けることができるようになっている。

背景となった政治状況

そのように、さまざまな特色を持つ本書であるが、ここで明確にしなければならないことがある。それは本書が分析の対象としているのが、その出版年の関係上、主として2016年4月以前、つまり、韓国において朴槿恵(パク・クネ)大統領を巡るスキャンダルが勃発し、大規模デモの中、彼女が国会で弾劾され、ついには大統領職を失う「以前」のデータである、ということである。当然のことながら、本書に用いられているデータの背後には、当時の固有な政治状況が色濃く反映されている。しかしながら、元々韓国語で書かれ、韓国国内の読者を対象としている関係上、本書においてはこの政治状況に対する説明は省略されがちである。そこで本書を紐解く読者の理解のために、当時の状況について簡単に解説しておくことにしよう。

話は今をさかのぼること6年、2011年から始めれば良いであろう。この時期の韓国では保守・進歩両勢力による二大政党体制が長く続いていた。両者の対立は、単なる政党間の対立からこれを支持する人々の対立へと発展し、やがて、韓国社会自体の左右両軸への「両極化」が指摘されるようになった。当時の大統領は、保守政党であるハンナラ党を与党とする李明博(イ・ミョンバク)。しかしながら、彼の政権は既に4年目に入っており、その求心力は急速に失われつつあった。大統領の任期を5年1期に限る韓国では、現職大統領の次期大統領選挙への立候補は制度上不可能であり、故に大統領選挙が近づくと、人々は残り任期の少ない現職大統領の下を去り、新たなる政権での機会を求めて次期大統領選挙有力候補者の下に結集する現象が起こるからである。本書で言うところの「未来権力」の登場がそれである。

李明博の支持率が急速に低下する中、与党ハンナラ党もまた支持率を急落させ、結果、同年11 月に行われたソウル市長補欠選挙では、与党候補者のナ・ギョンウォンが、進歩系野党統一候補となったパク・ウォンスンに敗北した。本書5章で登場するソウル市長補欠選挙はこれである。この選挙においては、当時ソウル大学教授であった安哲秀(アン・チョルス)の名も有力候補者として下馬評に上がり、これにより知名度を一挙に上げた彼は、後に政界に進出を果たすことになる。

この与党の緊急事態に、救世主として登場したのが朴槿恵であった。2007 年の大統領選挙に先立つハンナラ党内の予備選挙で李明博に敗北した朴槿恵は、その後、李明博に近い「親李明博系」勢力に対して、自らに近い「親朴槿恵系」勢力を率いて対峙し、党内野党的地位を占めてきた。その朴槿恵がこの時期、与党内部の次期大統領最有力候補者として「未来権力」の中心になったことで、朴槿恵と彼女の率いる「親朴槿恵系」勢力は一気に勢いを得ることとなった。

非常対策委員長に就任、自らの誕生日の当日、与党の名称をハンナラ党からセヌリ党に改名した朴槿恵は、翌2012年4月に行われた国会議員選挙では、党公認として、自らに近い「親朴槿恵系」勢力を大量に擁立、「親李明博系」勢力をたちまちのうちに周辺へと追いやった。選挙の結果は、大方の予想を覆すセヌリ党の勝利、与党は過半数維持に成功する。これにより「選挙の女王」としての名声を再確認した朴槿恵は、余勢を駆り大統領候補者としての地位を確固たるものとした。

他方、予想外の国会議員選挙での敗北は、野党に混乱をもたらした。当時の最大野党は進歩系の民主統合党。党内ではかねてから故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の流れを引く「親盧武鉉系」勢力とそれ以外の「非盧武鉉系」勢力の深刻な対立が続けられてきた。国会議員選挙の敗北はこの対立を激化させ、事態は同党の大統領候補者選びにも波及した。

事態を複雑にしたのは、ここに、先のソウル市長補欠選挙で脚光を浴びた安哲秀が参戦したことであった。彼の参戦により野党系勢力の候補者選びは混迷を深め、事態はかろうじて、安哲秀が大統領選挙候補者登録の僅か3日前に立候補を断念し、「親盧武鉉系」勢力の事実上の領袖である文在寅(ムン・ジェイン)に候補者の座を譲ることで収拾された。しかしながら、野党はこの後も長くこの時の対立が残した亀裂に苦しむことになった。

このような中、与野党党内では、混乱する状況を憂いた数多くの「改革グループ」が結成されたものの、結局、彼らの活動は大きな成果を上げることができなかった。結果、2012 年12 月に行われた大統領選挙は、セヌリ党の朴槿恵と民主統合党の文在寅の間の事実上の一騎打ちとなり、朴槿恵が得票率にして僅か3.6% 差で勝利した。先に述べたように、与党セヌリ党は先の国会議員選挙で過半数の勝利を収めており、政府と国会の双方の基盤を得た朴槿恵の政権は安泰に見えた。大統領選挙の結果を決めたのは世代対立。若年層に支持された文在寅に対し、高齢化が進む韓国においてより大きな人口を占める高齢者に支持された朴槿恵が勝利した選挙でもあった。

このような中、与党内における勢力をさらに強めた朴槿恵は「親朴槿恵系」勢力を大量登用、「親李明博系」をはじめとする「非朴槿恵系」勢力はますますの逼塞を余儀なくされた。以後、朴槿恵政権は2014年に勃発したセウォル号転覆事故や2015 年に発生した伝染病MERSを巡る批判にもかかわらず、2016 年夏まで安定した支持率を維持し続ける。朴槿恵政権の将来は明るく見え、その最後は大統領退任に合わせてスケジュールが設定された平昌(ピョンチャン)冬季五輪によって華やかに彩られる「はず」だった。

他方、大統領選挙で敗れた民主統合党内では混乱が加速した。取り急ぎ党名を「民主党」と改めた党内では、敗れた文在寅が代表的な「親盧武鉉系」の人物だったこともあり、党内多数派を占める「親盧武鉉系」への批判が激化した。他方、次期大統領選挙出馬を目論む安哲秀もまた2014 年の統一地方選挙までの新党結成を目指して活動を再開し、野党勢力の混乱はさらに深くなった。

結局、2014 年統一地方選挙を前にして、安哲秀系勢力はいったん民主党と統合し、新党「新政治民主連合」が結成されることになる。しかし、野党勢力の統合は結局、長続きしなかった。同年に行われた統一地方選挙においてこそ、ソウルを中心とした地域で辛くも勝利を収めた新政治民主連合は、続く2015 年に行われた一連の補欠選挙では敗北が続き、党首を務めた文在寅への批判は高まった。結果、2015年12 月、安哲秀らが離党を表明、彼らは新党「国民の党」を結成した。残された文在寅らは党名を「共に民主党」と改称し、翌2016 年4月の国会議員選挙、さらには朴槿恵弾劾により前倒しされて行われた2017 年5 月の大統領選挙に臨むことになる。この辺りの韓国諸政党の離合集散とそれに伴う党名変更は頻繁であり、本書を紐解く際の大きな注意事項の一つになる。ともあれ、本書の筆はこの2016 年春で事実上置かれ、やがて韓国は弾劾政局に揺れる同年秋を迎えることになる。

インターネットに対する視線の違い─政治・経済への活用に積極的な韓国

本書を紹介するに当たりもう一つ付記しておくべきは、韓国政治におけるインターネットやSNS上の議論が持つ重要性であろう。

この点についてまず指摘すべきはそもそもわが国と韓国ではインターネット自体に対する理解が、大きく異なることである。話は再びさかのぼり、1997年。当時の韓国はアジア通貨危機の渦に巻き込まれ、経済的破綻の危機に直面していた。このような事態の中、翌98年に大統領に就任した金大中(キム・デジュン)は経済立て直しのためにさまざまな施策を導入する。ここで金大中政権が注目したものの一つが、未だ普及が進んでいなかったインターネットの整備だった。当時の韓国政府はこれにより韓国の経済的競争力向上をもたらし、これを利用して多くのベンチャー起業が生まれるであろうと期待した。ちなみにこの流れに乗り、ベンチャー起業家として成功した代表的な人物の一人が、ソウル大学「医学部」卒業の安哲秀。以前から副業としてソフトウエア会社を経営していた彼は、この機会に自らのビジネスを大きく伸ばすことになる。

重要なのは、韓国社会がインターネットに好意的な理解を有していることである。そしてその好意的な理解は、経済面のみならず政治面においても同様だった。インターネット上での議論が依然として、限られた一部の人々による「アンダーグラウンド」に属するものと考えられがちなわが国とは異なり、韓国においては、同じインターネット上での議論は、むしろ古い間接民主主義的な制度の弊害を打破し、直接民主主義的な理想を実現するための「先進的なツール」として受け止められている。

だからこそ、とりわけ現状の韓国政治に不満を持ち、これを変えることを望む「進歩」主義的な人々はこの新しいツールを積極的に利用した。本書が指摘するような、インターネット空間において「進歩」派がマジョリティーを有する原因の一つも恐らくここにある。そしてその最初の顕著な成功例は言うまでもなく、2002年大統領選挙における盧武鉉の躍進と当選であった。金泳三(キム・ヨンサム)や金大中といった先立つ大統領とは異なり、民主化運動における飛び抜けた英雄でもなく、強い政治的地盤も持たなかった盧武鉉を大統領の地位にまで持ち上げた力の一つは「ノサモ(「盧武鉉を愛する会」の略称)」と呼ばれた勝手連的な団体によるインターネット上の活動であった。彼らはホームページを活用して活発な情報発信を行い、この時点では未だ知名度の決して大きくなかった盧武鉉の政策とその個人的魅力を効果的にアピールしていった。

当然、この盧武鉉と「ノサモ」の成功は、他の政治家をしてインターネット上の活動の重要性を再確認させることとなった。こうして韓国では政治活動におけるインターネットの活用が当然視され、また政治家と国民の間の意思疎通を円滑化させる好ましいものである、という認識が形成された。インターネット上の議論において「2ちゃんねる」やニュースサイトのコメントコーナーにおけるもののような、民族主義的で煽情的な内容が先に注目された日本との大きな違いである。

そしてこのような状況は2010年代に入ると、政治活動におけるSNS 全盛をもたらすことになる。インターネット上の議論の重要性を、直接民主主義的な理想の実現の延長線で理解する韓国の文脈においては、ホームページ上の一方向的な情報発信から、SNS を通じた双方向的な情報発信の在り方は、より望ましいものであると考えられたからである。こうして進歩系をはじめとする政治家たちがこぞってSNS のアカウントを作って情報発信し、さらには一般の人々と活発に情報交換することが当然視される状況が出現した。彼らのイメージにあるのは、大きな広場に集う人々がその社会的地位にかかわらず自由に議論する「広場の民主主義」のイメージであり、それは2016 年秋、朴槿恵弾劾を求めて発生した大規模デモのイメージにも共通している。

最後に─本書の射程

では、このようなSNS を中心としたビッグデータから見える韓国の姿は、われわれにどのような意味を持っているのだろうか。

韓国政治の文脈において重要なことは、大規模デモを伴う劇的な弾劾劇と新大統領の就任にもかかわらず、本書で指摘された韓国の抱える問題が何も解決されていないことである。イデオロギー的な左右への両極化や、深刻な世代対立、不安定で混乱した党派対立、さらには「進歩側に傾いたネット世論」は以前のままであり、また既成メディアやポータルサイトを巡る問題もまだ続いている。華やかで表面的な変化にかかわらず、根本的な問題はむしろ深く静かに進行している。その意味で本書は依然、韓国社会が抱える問題を知る良い解説書なのである。

だが、本書を通して見える韓国の姿はわれわれにとって、もう一つ大きな意味を持っている。既に述べたように、政治現象は時に客観的な数字で捉えにくく、故にわれわれの政治にかかわる議論は過度に主観的なものになりがちである。実際われわれは、自らの住むこの社会について、本書が示すような客観的な知識をどれほど有しており、またわれわれがそれに触れることのできる機会はどの程度あるのだろうか。また、その知識は実際の政治的議論にどの程度反映されているのだろうか。本書を通じて学ぶことができるのは、韓国の政治事情よりも、政治現象を数字などにより客観的に把握し、理解することの重要性、なのかもしれない。

(編集注:本サイトへの収録にあたり、ウェブで読みやすくするため空行の挿入などを行った。)

書名 ビッグデータから見える韓国
政治と既存メディア・SNSのダイナミズムが織りなす社会
チョ ファスン/ハン ギュソプ/キム ジョンヨン/チャン スルギ 著
出版年月日 2017/10/06
ISBN 9784561951384
判型・ページ数 A5・196ページ
定価 本体2600円+税