(写真は当日の学会賞受賞授与の様子)
落合康裕(日本経済大学准教授)著『事業承継のジレンマ 後継者の制約と自律のマネジメント』が、2016年度のファミリービジネス学会 学会賞(著書の部)を受賞しました。
ファミリービジネス学会の奥村昭博理事(静岡県立大学副学長)の選評で、
本書は極めて骨太な、優れたファミリービジネス研究である。我が国においてかくも綿密な研究が出てきたのかということを高く評価したい。
(中略)
日本のファミリービジネス研究を大きく前進させたといえよう。これまで事例研究ベース、あるいは多数サンプルに基づく研究が主であったが、ここに理論ベースの研究が日本で行われるようになったという意味で本書の意義は大きい。
のように、非常に高くご評価いただいています。
また、落合先生より下記の受賞コメントもいただきました。
このたび、本書が『ファミリービジネス学会賞』を賜り、著者として大変嬉しく思っております。本書は足掛け5年にわたる研究ですが、その間、取材協力や会社資料のご提供を頂きました老舗企業の経営者や後継者の方々をはじめ、研究成果の出版をご快諾頂いた白桃書房様に心より御礼申し上げます。経営学からの事業承継の研究は蓄積が浅く、まさにこれからの研究分野です。本受賞を大きな励みとし、更に研究に邁進したいと思います。