近年、経営学において、いかに事業を長年に渡り継続していくのか、という問題意識に注目が集まってきています。環境問題などを起点に持続可能な社会をつくることへの関心が高まり、それを企業活動からも実現していく気運が高まってきているためです。
特に、日本は自動車やハイテク、アニメなどが世界で大きな存在感を示している一方、数百年以上も続く長寿企業が特に多いことでも評価されています。また、これらの多くはファミリービジネスでもあります。
先ごろ、小社から『事業承継のジレンマ』を上梓された落合康裕日本経済大学准教授に、永続する企業のあり方についてのおすすめ本を三十冊ほどご紹介いただき、特におすすめのものには、書評コメントを頂きました。
IT活用の進展、グローバル化などによりビジネスサイクルはますます短くなってきており、それらへの対応も大きな課題ではあります。しかし、一方で、長期的な視点を持って仕事に取り組み、事業を進めていくことも重要でしょう。
今回、紀伊國屋書店様にご協力いただき、そのきっかけとなる本を取り揃えました。店舗でお手にとってご覧ください。
(白桃書房)